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兵庫県立農林水産技術総合センター
お知らせ -記者発表-

キクの無加温施設・電照による年末ピッタリ低コスト出荷技術


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(月)

兵庫県立農林水産技術総合センター
農業技術センター園芸部

0790-47-2400

所長 小池 孝司
 主幹(広報情報担当)   田中 潔

 


 各地の農産物直売所で売られる切り花は、安価で鮮度や日持ちが良いことから、販売量、額ともに大きく伸びている。とりわけ、仏事用として利用されるキクの人気は高く、園芸部ではこれまでお盆と秋の彼岸需要に向けてピッタリ開花させる栽培技術を開発し、普及してきた。

 次に求められるのは、残された特需期である正月と春の彼岸向けの栽培技術であるが、この時期は秋冬の低温期を経過するため、温室などの施設や暖房等のコストがかかり、農産物直売所出荷を目的とした栽培には不向きであった。

 そこで、園芸部では、県下各地で栽培されている品種から、低温開花性の24品種を選定し、そのうち、本年度、6品種(「初霜」「赤大輪」「乙女桜」「神馬」「寒秀美」「トアロ」)を無加温と電照により、年末の需要期にピッタリ開花させた。これにより従来、10アール当たり30万円を要していた暖房費がゼロに抑えられ、低コスト生産が可能となった。

 本技術は、山崎農業改良普及センター管内での現地実証試験も実施しており、今後、技術のマニュアルづくりを進め、各地域で農業改良普及センターの協力のもと、生産者への普及を図る。

 なお、春の彼岸向けの栽培技術については、現在、試験研究実施中である。

 (用語説明)
 低温開花性品種:通常キクの開花には15~18℃の温度が必要であるが、それより低い温度でも開花する品種
 無加温施設:周囲をビニールなどで覆っただけの温室。
 電照:栽培期間中の夜間に4時間程度白熱電球で照明することにより開花を抑制し、開花時期を調節する技術。
     キクは電照終了後2か月ほどで開花する。  

                              
年末ピッタリ開花の作型
                       年末ピッタリ開花の作型

無加温施設・電照での栽培 無加温施設・電照で正常に開花
無加温施設・電照での栽培 無加温施設・電照で正常に開花

                                                          (担当) 園芸部  TEL 0790-47-2423


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