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兵庫県立農林水産技術総合センター
お知らせ -記者発表-

イチゴ炭疽病対策としての底面給水装置の開発

月/日
(曜日)
事務所等名 電 話 発表者(担当者) その他の配布先
5月26日
(月)
兵庫県立農林水産技術総合センター
農業技術センター園芸部
0790-47
-2400
所長 小池 孝司
主幹(広報情報担当)
田中 潔)
なし


1 技術開発の経緯
  近年、「さちのか」「章姫(あきひめ)」など炭疽(たんそ)病にかかりやすい品種の増加に伴い、炭疽病が激発し、 農薬散布の増加、生産量の減少、生産意欲の減退が問題となっている。
  炭疽病は、葉の上面からの潅水、土の跳ね上げ等により被害が拡大するとされているため、対策として、底面から 給水する方式が有効である。本県で、潅水の省力化を目的に1995年に先行試作した装置を基礎とし、タイマーで自 動給水後不織布の毛管現象を利用して排水する簡易型底面給水育苗装置を作成した。

2 開発技術の内容
  開発した装置の概略
  ・ コンクリートブロック等で足場を水平に組み、エキスパンドメタルを乗せて育苗架台とする。
  ・ Lアングルで枠を作り、POフィルムを敷いて湛水プールとする。
  ・ ジャムガード(高親水性不織布)を、一端が湛水プールの外に下がるように敷き、タイマーで自動給水後、
   毛管現象を利用して排水する。
  ・ アグリシートで全面を被覆し、ジャムガードへの根の侵入や藻などの発生を防ぎ,資材を長持ちさせる。

3 期待する効果
  ・ 潅水時の飛沫がなく、罹病苗からの伝染ルート遮断により、育苗期間中の炭疽病の蔓延防止が期待できる。
  ・ 資材として、規格品をできるだけそのまま切らずに利用する設計としたため、資材の入手、工作が容易であり
    生産者による自設が可能である。


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