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兵庫県立農林水産技術総合センター
お知らせ -記者発表-

紫黒米「むらさきの舞」から新品種「ゆかりの舞」へバトンタッチ


月/日
(曜日)
事務所等名 電 話 発表者(担当者) 配布先
2/24
(水)

県立農林水産技術総合センター
(農業技術センター農産園芸部)
 

@0795-42-1036
A0790-47-2400
所長 和田 眞由美
@研究主幹(主作担当)
廣瀬 敏晴
A主幹(広情報担当)
井上 智
県政記者クラブ
北播磨県民局記者クラブ





 当センターが育成した紫黒米(しこくまい)「ゆかりの舞」が、この度品種登録されました(平成22年1月14日 品種登録番号第18776号)
 本品種は、「むらさきの舞」(平成14年品種登録)に比べ草丈が短いため倒れにくく、籾の芒(ぼう)が短く収穫時にかさばらず取り扱いが容易なこと等が特徴です。
 本年から「むらさきの舞」に替えて「ゆかりの舞」を醸造における着色原料用米として、普及していきます。
※紫黒米は、玄米の表面にアントシアニン色素という濃い黒紫色の色素が集積する米のことで、健康酢や酒の色つけの原料として利用されています。また、黒米とも呼ばれています。

1 育成経過
(1) 育成目的
 稈長が短く、籾の芒が短いなど生産が容易な品種を育成する。
(2) 育成開始     昭和62年8月
(3) 品種登録出願  平成18年12月11日
(4) ゆかりの舞の系譜

(5) 品種名の由来
 品種名の「ゆかり」は、古語の「縁(ゆかり)の色」が紫色を示すこと、「舞」は花粉親系の「むらさきの舞」の「舞」にちなんで命名した。

2 品種特性と特徴
(1) 粒型は中長で、玄米の色は果皮にアントシアニン色素が集積し、暗紫色で、色調は「むらさきの舞」と同等である。
(2) 醸造適性に適したうるち種で、収量は「むらさきの舞」よりやや多収である。
(3) 稈長は、「むらさきの舞」より約30cm短い短稈で、耐倒伏性が強いため、栽培が比較的容易である。
(4) 籾の芒が短く、収穫時にかさばらないなど取り扱いが容易である。
(5) 出穂期は、「むらさきの舞」よりやや早いが、成熟期は遅い。
(6) いもち病の抵抗性は弱で、特に穂いもちの発生に注意し適切な防除を要する。

表「ゆかりの舞」の生育、収量
品 種 名 出穂期
(月日)
成熟期
(月日)
稈長
(cm)
穂数
(本/u)
精玄米重
(kg/a)
同左比率
(%)
千粒重
(g)
ゆかりの舞 8.18 9.30 75 311 47.6 116 27.7
むらさきの舞 8.20 9.25 103 277 40.9 100 26.1
金南風* 8.26 10. 5 76 401 61.2 150 23.1
※酒米試験地の平成13〜16年の4カ年の平均値。移植期:6月11日 *育種時の地域主要品種

比較写真 比較写真

3 今後の普及
(1) 県内に限り、平成22年産から「むらさきの舞」に替えて普及を開始し、平成23年産からは全面的に品種転換します。
(2) 「むらさきの舞」(加古川市、養父市等約1ha)、「ゆかりの舞」の現地試験栽培(たつの市、加西市等約2ha)地域等を中心に約5haの普及見込みです。

4 種子の申込先等
 種子の申し込み方法や栽培技術は、当センター酒米試験地までお問い合わせください。
 〒673-1444 加東市沢部591−1 電話/FAX:0795−42−1036

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