文字サイズを変更 文字を標準サイズにする 文字を大きくする
兵庫県立農林水産技術総合センター
お知らせ -記者発表-

蒸気等熱消毒後の栽培土が水をはじく現象の対策技術を確立

月/日
(曜日)
事務所等名 電 話 発表者(担当者) その他の配布先
11/30
(月)

県立農林水産技術総合センター
(環境・病害虫部)
 
0790-47-2420
0790-47-2400
所長 和田 眞由美
@研究主幹(農業環境担当)
青山 喜典
A主幹(広報情報担当)
 井上 智
県庁記者クラブ


 環境に優しい農業技術としてハウスの土の太陽熱や蒸気消毒技術が普及しています。
しかし、消毒後の土が水を強くはじき、軟弱野菜の発芽や生育を阻害する事例が三木市と神戸市内の2カ所のほ場で見られ、原因の究明と対策技術の開発が要望されました。
 当センターでは、この問題の解決に取り組み有効な対策を明らかにしました。      


1 現地調査の結果

 現地での調査の結果、次のことが明らかになりました。

○粘土質が少なく腐植の多い土が水をはじきやすい。
○蒸気等熱消毒時は消毒効率を高めるため、前もって土を乾燥させている事が多く、土が乾燥しているほど水をはじく。
○この現象は、単に土の乾燥により起こると考えられていたが、単純な乾燥処理では無く蒸気等熱処理によって高まる。


2 対策技術の確立
 上記の結果から、蒸気等熱消毒時に土に適度な水分を含ませる事で、この現象を回避できると考ええられました。
 そこで、蒸気等熱消毒時の土の水分含有率を15%以上にしてから軟弱野菜を栽培したところこの問題を回避し、健全な発芽、生育を保てることを実証しました。


3 今後の普及方針
 砂質土壌、有機質資材の多量施用、雨の当たらない施設栽培の3条件を満たすところで問題化しやすいので注意が必要です。当該現象が発生するハウスは、蒸気等熱消毒時の土の水分含有率を15%〜20%とするよう農業改良普及センターを通じて普及します。


トップページへ