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兵庫県立農林水産技術総合センター
お知らせ -記者発表-

篤農家の技術を一般農家に!! 黒大豆のかん水適期の診断技術を開発

月/日
(曜日)
事務所等名 電 話 発表者(担当者) 配布先
6月29日
(火)

県立農林水産技術総合センター
(農業技術センター 農産園芸部)
 
0790-
@47-2410
A47-2400
所長 和田 眞由美
@研究主幹(主作担当)
 松本 功
A主幹(広報情報担当)
 井上 智
県政記者クラブ
北播磨県民局


 黒大豆の収量・品質は、夏期の開花期(8月上旬)から莢(さや)伸長期(9月下旬)のほ場の乾燥程度に大きく影響されます。従来かん水適期の判断は、黒大豆の生育状況や土の乾燥程度から農家の経験と勘に基づいて行われてきましたが、現地からは簡易で効果的な診断技術の開発が求められていました。
 当センターでは、土の乾燥程度を簡易に把握し、かん水のタイミングを図る診断技術を開発するとともに、農家用の技術マニュアルとQ&A集を作成しました。

1 開発技術の内容
 開花期(8月上旬)以降に簡易土壌水分計の水位が60p以下まで下がると収量・品質が低下することから、水位が30pに下がるとかん水の準備をし、60pに下がった時にはうね間かん水する。
  ※:黒大豆を栽培するうねの間に、水を流してかん水する方法。

2 当該技術の効果等
 適期のかん水により収量、品質が向上します。
 農業者の世代交代の中、篤農家技術を一般化して、現地に移転することができます。

収  量 2L以上率 販売額 所 得
本技術によるかん水ほ場 196kg/10e 71% 29万円/10e 14万円/10e
慣行栽培ほ場 169kg/10e 66% 25万円/10e 10万円/10e

3 当該技術の導入対象、注意点
○兵庫県下の黒大豆栽培地帯 1,300fで利用可能です。
○簡易土壌水分計は7月下旬に1ほ場2〜3カ所(20〜30e)設置します。
○詳細な取り扱いや判断方法は、技術マニュアルとQ&A集をご覧ください。
    (当センターWebサイトで配布中)  URL http://hyogo-nourinsuisangc.jp/
○簡易土壌水分計の購入(4,500円/台:1ほ場2カ所以上設置)が必要です。

4 今後の普及方針
 県黒大豆振興協議会(事務局:県農産園芸課)や農業改良普及センターと連携して、本年度から現地への導入を推進します。

(参考)

1 簡易土壌水分計の設置、かん水時期判断方法
 簡易土壌水分計は、(独)農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センターが開発したもので、鞄。原製作所が販売。



2 簡易土壌水分計の指示値と収量の試験結果


   
  (対照区は自然かん水区)

黒大豆かん水診断マニュアル(76KB)
黒大豆かん水診断 Q&A (88KB)
栽培こよみ(66KB)

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