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兵庫県立農林水産技術総合センター

センター雑感
 当センターの各部署が順に担当して、季節の風景や出来事など様々な話題を紹介します。
   今月は 農業大学校 副校長 橘田 達慶 が執筆しました。

6次産業化教育の充実強化に向けて

 6次産業化と言う言葉をご存じでしょうか?

 6次産業化とは、農林水産業経営者が自らの生産物やバイオマス等の副産物(1次産業)を活用し、その加工(2次産業)や販売(3次産業)を一体的に行い、収益力を高める取り組みのことで、1次×2次×3次 =6次となることから6次産業化と呼ばれています。

 この言葉も耳にして久しく、既にご存じの方も多いのではないかと思います。

 次代の農業を担う人材には、農業栽培や家畜飼養技術や経営を学ぶに際して、生産だけではなく、流通・消費にも視野を広げ、食品産業等との異業種間交流や、新たな加工品、サービスの開発等にも取り組むことが求められる時代になってきたようです。

 そこで、本校でも6次産業化教育の充実強化に取り組み出しましたので紹介します。

 まず、ソフト対策として、東洋食品工業短期大学(東洋短大)との連携協定を締結しました。川西市にある東洋短大は、包装容器や容器詰め食品のプロを育てる国内屈指の教育機関です。

 7月4日、新岡史朗農政環境部長臨席のもと、後藤弘明学長(東洋短大)と松元一師校長(農大)が協定書に署名交換することで終始厳かな雰囲気の中、締結式が執り行われました。






 今後は、それぞれが持つ農産物の生産から加工・包装に至る知識や技術を交換することはもちろん、農大で開催する6次産業化関連授業への東洋短大講師招聘やソフトボール大会の開催など活発な交流が予定されています。

 次に、ハード対策としては、今月(11月)中には、新たに農産物加工施設を整備することになっています。クッキングケトル、スチームコンベンションオーブン、フィニッシャなどの機器が整備され、イチゴやイチジク、なし、ブドウなどを使ったジャムやトマトケチャップ、黒大豆の煮豆などさまざまな加工食品の実習が可能となる予定です。

 今後もこのような取り組みを積極的に進め、本校の使命である地域農業の担い手として地域社会で活躍できる優れた人材の育成に貢献したいと思います。

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