グラフの肥育牛を、平均値で比較しますと、Q遺伝子型を種雄牛から受け継ぐ肥育牛は
qを受け継ぐ肥育牛に比べ、平均値で約35.8kg枝肉重量が大きくなります。

 他にも脂肪中のオレイン酸や不飽和脂肪酸含量など牛肉の美味しさに関係する遺伝子や、遺伝病に関係する遺伝子など、様々な遺伝子が見つかっており、特に但馬牛は美味しさに関係する遺伝子を多く持つことが解っています。今後も新たに見つかる遺伝子について、但馬牛での効果の検証、遺伝子保有状況の調査等を行い次世代の種雄牛選抜に利用していきます。

(例)CW-1の効果:鶴山土井の試験 

種雄牛からCW-1の優良遺伝子型Qと非優良遺伝子型qを受け継いだ肥育牛の枝肉重量は右図のようになります。

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兵庫県立農林水産技術総合センター

私の試験研究

当センターの各部署が順に担当して、特徴的な試験研究等の実施状況を紹介します。
  今月は、北部農業技術センター 畜産部 主任研究員 秋山 敬孝  が担当します。



但馬牛の遺伝子の秘密

遺伝子解析技術はめざましく発展しており、黒毛和種牛の肉質に関わる遺伝子や、遺伝病に関係する遺伝子は世界中で研究されています。                           
 当所でも大学、国の研究機関と協力し、遺伝子マーカーを比較解析する方法によって、但馬牛の遺伝子解析を行っています。今まで見つかっている主な遺伝子マーカーは、CW-1(枝肉重量)Marbring-1、Marbring-3(脂肪交雑)などがあり、その遺伝子本体が特定されつつあります。

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