4.1作の収量は、10a当たり6~12トンで、年間では平均約30トン確保出来ます。
5.10a当たり必要な装置費は、NFT養液栽培装置と2次育苗装置で合計300万円、閉鎖型育苗装置が800万円です。労働時間は10a当たり1,700時間、粗収益900万円、経営費700万円(施設償却10年、労賃は含まない)として、所得は200万円となります。
3.定植後の栽培日数は、5月播種で最短(68日)、9月播種で最長(135日)となります。本圃施設を3ブロックに分け、各ブロックで作付け期間をずらすことにより、施設全体で年間3.6作が可能となります。施設が30aとすれば、本圃面積に必要な閉鎖型育苗装置と2次育苗装置は、各ブロックでの育苗期間が重ならないため、本圃10a分で済みます
2.育苗ポットから苗を引き抜き本圃に定植します。本圃にはNFT用の発泡スチロールベッドを1.6m間隔で配置して、株間10cmで定植し、振り分け2条誘引とします(6,250株/10a)。
 私は30年間野菜の研究に携わってきて、扱った野菜もトマト、キャベツなどの主要な野菜から、ウド、フキ、丹波ヤマノイモなど地域色の強いものまでいろいろあります。この中から、トマトの養液栽培について紹介します。
 トマトの養液栽培による周年生産技術として、3段密植栽培による生産体系モデルの開発を行いました。このモデルは大量の苗を容易に育苗できる閉鎖型育苗装置と、その後開花苗を育成するためのNFT2次育苗装置を利用し、本圃でもNFT栽培で3段目までで摘心する短期密植栽培を行います。

1.閉鎖型育苗装置(16㎡)と2次育苗装置(100㎡)により、本圃10a分のトマト苗(6,250株)が生産できます。72穴セルトレイを用い、育苗培養土は与作N15を使用しています。年間を通して栽培できる品種として「桃太郎ヨーク」などがありますが、その他様々な品種が利用できます。育苗時はEC1.2dS/mの培養液を1日1回底面給液します。2次育苗は遮根シートを底に貼り付けた5cm径ポットにセル苗を投入し、培養液を流した育苗専用のNFT装置で育苗します。閉鎖型育苗装置1基には72穴セルトレイが96枚入り、約25日で本葉5~6枚の苗が育成できます。









































































































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私の試験研究

当センターの各部署が順に担当して、特徴的な試験研究等の実施状況を紹介します。
  今月は、農業技術センター 農産園芸部 主席研究員 竹川 昌宏 が担当します。


3段密植養液栽培によるトマトの周年生産体系モデル

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