開発した実用技術>水産>瀬戸内水産環境
開発技術名 「マダコの資源管理技術の開発」
技術開発の経緯
 大阪湾の一部海域において漁業者が体重200g以下の子ダコ保護を実施している。この取組を他の海域にも広げるため、マダコの季節別や体重階級別の漁獲実態や価格形成を調査し、効果的な保護手法の検証、シミュレーションによる保護活動の経済的効果の把握に取り組んだ。
開発技術の内容
 マダコは成長し単価が高くなってから漁獲する方が経済的に有利なこと、網の目合いを10節(約3㎝)に拡大しても、大ダコは100%漁獲されること、子ダコも80%は漁獲されるため、再放流が必要であるが、再放流した子ダコの生残率は97%と高いことを実証した。さらに、目合いの拡大によって、混獲されるカサゴ幼魚の93%が網から逃げることも分かった。また、200g以下の子ダコを再放流すると、漁獲金額は約7%増加した。
期待する効果
 淡路島東浦地区では、子ダコ保護の取組が定着した。今後、マダコの主産地である播磨灘北東部海域を対象に、本取組の普及・推進を図り、「明石だこ」のブランドイメージ向上につなげる。
連絡先 水産技術センター水産環境部 078-941-8601