センターからひとこと

(当センターの所長、次長、各技術センター所長等が順に執筆します。)
今月は 水産技術センター所長 八橋 忠良 が執筆しました。

今回は水産技術センターについて、ご案内しますので、どうかよろしくお願いします。

当水産技術センターは「瀬戸内海の豊かな海と水産資源の再生」をめざす技術開発・迅速な技術移転・開かれた研究機関としての機能充実に取り組んでいます。主な取り組み内容は以下のとおりです。

水産業振興のため様々な技術開発に取り組み、多くの成果を出しております。特にノリ養殖については全国で1~3位の生産量をあげる重要漁業に成長しました。しかし、平成8年以降養殖ノリの色落ちが頻発しています。このため、被害軽減対策技術を開発するため、平成14年度から、JF兵庫県漁連の「のり研究所」と連携し平成16年度には短期予報モデルを構築し、平成17年度から当水産技術センターは12月から3月の間、月に3回、10日先の栄養塩分布予報を発信しています。さらに、平成18年度には抜本的対策として生態系モデルを構築しました。このモデルにより海の生態系の問題点を明らかにして、課題解決のため、当センター職員一丸となり、調査研究・技術開発に取り組んでおります。

今後とも、安全安心な水産物の安定供給と地域に密着した水産技術の開発を進めて参りますので皆様のご理解とご支援をお願いします。また、様々な漁業に関する資料展示や映像により職員が説明と施設案内をしますので、多くの方のご来訪をお待ちしております。

左:新ひょうご、右:県立大学操業研修
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