センターからひとこと

(当センターの所長、次長、各技術センター所長等が順に執筆します。)
今月は 総合センター 次長(総務担当) 山本 和秀 が執筆しました。

当センターのホームページをご覧頂いております皆様はじめまして。
 私は、4月に赴任してまいりました次長の山本和秀と申します。よろしくお願いいたします。少しだけ自己紹介をさせて頂きますが、生まれも育ちも姫路市、6人家族の三世代同居、年齢は58歳、4反の田にキヌヒカリを作り、信仰心が強いわけではありませんが50歳を過ぎたこの6年程の間にマイカーではありますが、四国八十八カ所を1回、西国三十三カ所を2回、新西国三十三カ所を1回制覇いたしました。

次に後先逆になりましたが、当センターの紹介をさせて頂きます。
 歴史を遡ってみますと、農業関係は、明治27年に農事試験場が、明治31年に蚕種検査所が、明治39年に但馬種畜場が、水産業関係は大正13年に水産試験場が、林業関係は昭和4年に木工講習所がそれぞれ設立され、その後組織の拡大・再編を繰り返し、この加西の地へは、まず昭和60年に畜産試験場が、昭和61年に農業大学校がそれぞれ移転し、昭和62年に明石市から農業総合センターがこの地に移転してきて、畜産試験場を統合し中央農業技術センターとして発足をしました。その後平成14年に、各地域で独立して存在していた各技術センターを統合して、現在の農林水産技術総合センターに至りました。敷地は、南北500メートル東西1キロで、面積は50ヘクタールです。職員は正規職員非正規職員併せて320名でうち研究職員は110名です。
 職員一丸となって、農業・畜産・林業・水産に携わる生産者の方々が、安全・安心で品質の良い農産物を消費者の方に提供するために、品種改良や生産及び加工に係る技術の開発、そして開発した技術の普及に日々取り組んでおり、試験研究機関としての活動をいたしております。
 この研究活動が、中堅の農業専従者の方には安定した収入が得られ安心して農業に専念して頂き、若者達には農業に対して挑戦しがいのある職業と思ってもらい、高齢の方には少しでも負担を少なくしできるだけ永く働いて頂くことにより、ぞれぞれの地域に人々がしっかりと根付き、賑わいと活気を取り戻し元気に明るく生活をし続けて頂く一助となることを願っております。
 また、折しも家庭菜園ブームで、老いも若きも野菜作りに励んでおられますが、多くの方はそんなに知識を持ち合わせておられず、市販の本を片手にしての作業といったところではないかと思います。当センターは大規模農家、専業農家のみならず家庭菜園を楽しんでおられるこのような方々からの問い合わせに対しましても、懇切丁寧にお答えしてまいりたいと思っておりますので、ご遠慮なくご利用下さい。

当センターは、専門用語など難しい言葉や専門的な言い回し表現は極力使わずに、初心者の方にも理解して頂けるよう平易な言葉によるわかりやすい説明により、県民の皆様から信頼され親しみを持たれ愛される試験研究機関を目指して、今後とも誠心誠意努めて参りますのでご支援ご指導をよろしくお願いいたします。