センターからひとこと

(当センターの所長、次長、各技術センター所長等が順に執筆します。)
今月は 総合センター総務部長 寺内 晃彦 が執筆しました。

「兵庫県立農林水産技術総合センター」について

総務部長の寺内です。

「兵庫県立農林水産技術総合センター」、なんだか長くて難しそうな名前ですが、実際にはどんなところなのか、皆様方にはイメージが湧きわきにくいことと思います。

そこで、それをわかりやすいようにQ&A形式でご紹介させていただきたいと思います。

Q1 「兵庫県立農林水産技術総合センター」ってどこにあるの?

A1 農業、林業、水産業の各分野にわたる総合的な試験研究機関であり、日本の縮図ともいわれるほど地理的、気候的に多様である兵庫県ですので、主な施設は次のように県下各地に位置しています。

  1. 本部(農業技術センター、畜産技術センター、農業大学校) 加西市
  2. 北部農業技術センター 朝来市
  3. 淡路農業技術センター 南あわじ市
  4. 森林林業技術センター 宍粟市
  5. 水産技術センター   明石市
  6. 但馬水産技術センター 美方郡香美町

Q2 「兵庫県立農林水産技術総合センター」って何をするところ?

A2 ひとことでいうと、

「農林水産業全般を対象として、作物・家畜などの品種改良、家畜飼養・魚類養殖などの生産技術及び食品加工技術の開発、森林資源の循環利用を図るための技術開発を行っている試験研究機関」

ということになりますが、試験研究のほかにも次のような業務を行っています。

  1. 普及指導員の指導、研修の実施
  2. いもち病やウンカなどの植物病虫害の発生予察と防除指導
  3. 稲、麦、大豆などの主要作物の原々種、原種の栽培、種子生産
  4. 但馬牛の種雄牛の一元管理と人工授精用精液の採取・配布
  5. 次代の農業を担う人材の育成(農業大学校の設置・運営)

Q3 どんな人が働いているの?

A3 次のように多彩な職種の職員のほか、それを支える多くの人が勤務しています。

  1. 農業、畜産、林業、水産の各分野の研究員
  2. 普及指導員の指導、研修を行う技術職員
  3. 農業大学校で学生の指導を行う技術職員
  4. 試験研究用の農作物・家畜・苗木・魚類の栽培・飼養・育成等の管理を行う技術職員
  5. 施設管理、経理処理を行う職員

いかがですか、少しはイメージが湧きましたでしょうか?

「もう少し詳しく知りたい。」と思われた方、一つページを戻っていただいて、「センター雑感」や「私の試験研究」などもご覧くださいね。

また、当センターは開かれた試験研究機関として見学や研修の受け入れを行うほか、県民公開デーを年に1回実施しています。

今年の加西市本部の県民公開デーは11月21日(土)を予定していますが、農業大学校の学生が生産した野菜や花の販売も行いますので、ぜひお立ち寄りいただき、緑豊かな素晴らしい環境をお楽しみください。