園芸部では野菜、花、果樹そして薬草に関する試験研究を行っています。
様々な業務のなかで、新しい品種・系統を作り出すのも重要なテーマです。
そこで、最近育成したり選抜している品目について、今回少しご紹介したいと思います。
1 岩津ネギ
兵庫の伝統野菜のひとつで最近人気のある岩津ネギですが、自家採種で系統のバラツキがみられるため、在来系統から沿道売りや贈答用に適した「牛角系」(写真左)と、袋詰めが容易な市場出荷用として「長葉系」(写真右)の2系統を選抜しました。
2 房どりミニトマト
見た目が「ぶどうの房」に似ており、新たな販売形態としても着目しています。ミニトマトは収穫作業が大変で、果房の一斉収穫ができれば作業時間が3分の1に短縮できます。育成は国の研究機関ですが、品種登録に向けて特性調査等の協力をしています。
3 一重タイプのオリジナルギク
県花き協会と共同で、キクのオリジナル品種の育成を進めています。洋花的な花形、花色を目指し、一重~半八重で芯が見える56系統を1次選抜で選んでいます(写真はその一部)。現在、特性調査を進めており市場性の高い優良系統を選抜していきます。
4 渋皮がむきやすいクリ
「天津甘栗」のように渋皮のむきやすいニホングリが国の研究機関で育成されました。名前は「ぽろたん」です。現在、県下の主な産地で試作を行っており、積極的に導入を図っていく予定です。