新漁業調査船の建造
但馬水産技術センターでは、平成21年7月末の完成を目指して、新しい漁業調査船の建造を進めています。
現在の漁業調査船「たじま」より一回り大きく、全長44.5m、総トン数190トン、主機関出力1,323kw(1,800馬力)で、最新鋭の調査機器や漁労機器を装備しています。
最大速力15ノット、航海速力13ノットで、すでに1/10スケールの模型を使った水槽試験を実施して船体性能の確認を行い、更なる改良を加えています。
新しい漁業調査船の定員は23名で、船員以外に10名の研究員や漁業者の乗船が可能です。
主な調査設備は次の通りです。
- CTD測定装置(一定間隔の水深又は時間ごとに塩分・水温・深度を同時に測定記録)
- 流向流速測定装置
- 計量魚群探知機 3周波
- 魚群探知機 4周波
- 海底探査装置
- 水中テレビ装置
- 魚網監視装置(網の位置や、網口の開き具合を測定記録)
- ネットレコーダー(魚網自体に取り付けて、魚網直近の魚群や海底地形を記録)
- 気象・海象測定装置
- 海洋情報データ処理システム