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センター雑感

当センターの各部署が順に担当して、季節の風景や出来事など様々な話題を紹介します。
今月は【但馬水産技術センター】が担当します。

新漁業調査船の建造

但馬水産技術センターでは、平成21年7月末の完成を目指して、新しい漁業調査船の建造を進めています。

現在の漁業調査船「たじま」より一回り大きく、全長44.5m、総トン数190トン、主機関出力1,323kw(1,800馬力)で、最新鋭の調査機器や漁労機器を装備しています。

最大速力15ノット、航海速力13ノットで、すでに1/10スケールの模型を使った水槽試験を実施して船体性能の確認を行い、更なる改良を加えています。

新しい漁業調査船の定員は23名で、船員以外に10名の研究員や漁業者の乗船が可能です。

   
11月11日に長崎造船(株)で行われた起工式では、船体に使用する鉄板の上で兵庫県のマークを作成しました。
新漁業調査船の完成予想図をご覧下さい。来年の夏には、実際の姿を見ることができます。

主な調査設備は次の通りです。

  1. CTD測定装置(一定間隔の水深又は時間ごとに塩分・水温・深度を同時に測定記録)
  2. 流向流速測定装置
  3. 計量魚群探知機    3周波
  4. 魚群探知機       4周波
  5. 海底探査装置
  6. 水中テレビ装置
  7. 魚網監視装置(網の位置や、網口の開き具合を測定記録)
  8. ネットレコーダー(魚網自体に取り付けて、魚網直近の魚群や海底地形を記録)
  9. 気象・海象測定装置
  10. 海洋情報データ処理システム