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センター雑感

当センターの各部署が順に担当して、季節の風景や出来事など様々な話題を紹介します。
今月は畜産技術センター 家畜部 部長 冨永敬一郎が担当します。

ひょうごブランド肉、とっても美味ですので、ご賞味下さい

今年の夏は天候不順でした。夏らしい暑さになるのが遅れ、8月上旬は雨が特に多く、9月の上旬は残暑が厳しくなりました。家畜は暑さに弱く、特に、たっぷり脂肪のついた肥育牛は湯たんぽのような第1胃を抱えているため、過ごし難い日々が続きました。

圃場の飼料用トウモロコシは豊作でした。今は収穫が終わり、ローズグラスやイタリアンライグラスなどの牧草で覆われています。また、イネの収穫期を迎え、飼料や敷料となる貴重なワラを沢山集めています。

アメリカでも産地の天候が回復して、トウモロコシや大豆の増収が見込まれることから、価格の低下が期待でき、これまで飼料費の高騰が畜産経営を圧迫していましたが、一息付けるのではないかと明るい見通しです。

家畜部では、今年から、従来の発育や枝肉などの肥育成績に加えて、牛肉のおいしさを調べるために、食味テストを組み合わせた新しい形の肥育研究を開始しています。一般公募を含むパネラー約20名の方々に科学的に分析された牛肉の「おいしさ」について、良く肥えた舌で見極めて頂いています。

10月23日は霜降「そうこう」と呼ばれ、二十四節気の一つに当たります。この日から立冬までの期間を指すそうですが、神戸ビーフやひょうご雪姫ポークの「しもふり」と関係した縁起の良い呼び名です。

但馬牛・神戸ビーフはブランドとして全国的に有名ですが、豚肉では「ひょうご雪姫ポーク」、鶏肉では「ひょうご味どり、ニューひょうご味どり」をひょうごブランドとして送り出しています。とっても美味ですので、ご賞味下さい。

   
左:畜産施設を望む(遠くに鶏舎、牛舎、豚舎)、右:ひょうご雪姫ポーク
左:神戸ビーフ食味試験風景、右:ニューひょうご味どり
ブランド肉
販売店舗
神戸ビーフ:
神戸肉流通推進協議会指定登録店
ひょうご雪姫ポーク:
サカエ屋精肉店(神戸市東灘区甲南町3-7-10)
ファインコスト(姫路市北平野2-2-38)
協立精肉センター(洲本市桑間1-4)
ひょうご味どり:
パスカルさんだ一番館(三田市川除677-1)
但馬地鶏(ニュー):
エーコープ近畿-粟賀店(神河町)、和田山店(和田山町)、江井ヶ島店(明石市)、高浜店(姫路市)、玉手店(姫路市)