私が4月から勤務している淡路農業技術センターは、淡路島の南部、三原平野の旧緑町寄りにあります。農業部では野菜・花・果樹の栽培と病害虫の防除法、畜産部では乳牛の改良と効率的な飼養管理技術の研究・開発に取り組んでいます。当センターは農家の方は勿論、普及センター、JA、種苗、農薬、肥料関係の方々が頻繁に訪れる、非常に活気のある職場です。
農畜産業が盛んな淡路島
淡路島は私が学生の頃、「花とミルクとオレンジ(ミカン)の島」といわれた農畜産業の盛んなところで、近年でも、レタス、タマネギ、カーネーションは全国シェア3位の生産量を誇っています。
淡路の農業の特徴は、なんといっても同じ田んぼに、年2、3回作物を栽培する、二、三毛作で、水稲、レタス、タマネギ、ハクサイ、キャベツ等が栽培されています。
なかでも、タマネギは「甘く、柔らかく、美味しい」と全国的に有名で、おいしさの秘密は研究で実証されるとともに、2010年11月、「淡路島たまねぎ」として地域団体商標に登録されました。
田んぼ以外では、カーネーション、ストック等の花、ミカン、ビワ等の果樹が栽培されています。畜産では、ミルク(酪農)は勿論のこと、淡路ビーフ(和牛)も有名です。是非、淡路島をご賞味下さい。