知的財産の管理・運用について
近年の経済情勢の変化から、農林水産業においても他分野からの参入による国内での競争に加えて、国際的にも競争力を強化することがこの産業分野の維持・存続のためには重要な課題となっています。このような背景の中で、研究機関においても研究の効率化(スピードアップ)・高度化・実用化の推進を図ることから、国等の競争的研究予算への応募により外部資金を獲得して民間企業・大学・国(独法)・他府県等と共同研究を実施する機会が多くなってきています。
そのため、共同研究で開発した技術の権利保護や実用化を進めるうえでの実施許諾契約の締結等の業務が増加しています。
農林水産技術総合センターでは、以下に示す職務発明審査会や知的財産活用戦略会議を随時開催して、職員が発明した特許をはじめ品種・著作物・商標・意匠等の知的財産について効率的かつ円滑な管理・運用を進めています。
【職務発明審査会】
職員が業務と関連する発明をした場合に、県の施策の推進や県内の農林漁業者の利益享受に貢献するか等の観点から、権利の継承、出願、審査請求、譲渡、放棄に至る各段階での審査を行います。
【知的財産活用戦略会議】
取得した知的財産について、その有効な活用を進めるため、発明部署と行政や普及等の関係機関とが協議して県の施策との連携や技術普及の推進を図ります。また、技術内容のPR等利用の促進を図ります。
なお、当センターで開発した特許・品種については、このホームページのトップページ→研究者・研究機関の皆様→知的財産の保有状況から最新の情報が閲覧できます。