マダニにご注意!
森林には、クマ、ハチ、マムシ、ヤマビル、などの危険な生き物も多数生息しています。
近年、ダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の症例が国内において確認され、県内でも発症が確認されています。
SFTSは、多くの場合、森林や草地等の屋外に生息するマダニに咬まれることにより感染しますので、マダニの活動が盛んな春から秋にかけて、刺されないように注意する必要があります。
重症熱性血小板減少症候群とは
2011年に初めて特定された新しいウイルス(SFTS)に感染することによって引き起こされる病気です。SFTSに感染すると6日~2週間の潜伏期間を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、下痢、嘔吐、腹痛)、頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ腫脹、呼吸器症状(咳、咽頭痛)、出血症状(紫斑、下血)等の症状が出現し、致死率は10%を超える。
感染予防策
- (1) マダニに咬まれないようにすることが重要
- ・草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して肌の露出を少なくする。
- ・屋外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認する。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部などがポイントです。
- (2)マダニに咬まれた場合
- 数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は、医療機関を受診し、マダニに咬まれたことを伝える。