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センター雑感

当センターの各部署が順に担当して、季節の風景や出来事など様々な話題を紹介します。
今月は企画調整・経営支援部(農業普及担当) 主幹 榎本 拓司が担当します。

専門技術員をよろしくお願いします

私が所属する企画調整・経営支援部には企画調整担当と農業普及担当の2つの部署があります。農業普及担当には11名の専門技術員がおり、土地利用型作物、畜産、野菜、果樹、花き、農産物活用、病害虫、農業経営、担い手育成、普及指導活動の10の専門分野を分担して担当しています。

かつては、1948年に制定された農業改良助長法に基づき、全ての都道府県に農業改良普及員と農業改良普及員を指導する専門技術員が置かれていました。2004年に本法が改正され、両者は普及指導員に統合されましたが、兵庫県は専門技術員の設置を存続し、県下に13ある農業改良普及センターの活動を支援しています。

県が定めた協同農業普及事業の実施に関する方針によると、専門技術員の役割は、

  1. 普及指導員に対して、最新の農業技術や施策推進に関する研修の実施や情報提供等を行い、普及指導員の課題解決能力の向上を図る。
  2. 普及指導員を通じて地域課題を抽出、整理し試験研究機関に提案するとともに、研究の成果を迅速に地域に普及することを通じて、地域課題の速やかな解決を図る。
  3. 関係機関と連携し、施策目標等の実現や地域農業の課題解決のための施策立案に向けた支援を行うとともに、立案された施策の円滑な推進を図る。
  4. 先進的な農業者等からの高度かつ専門的な個別相談や支援を行う。
とあります。

我々専門技術員は、農業改良普及センターへの支援・指導を主としながら、県の試験研究機関や行政機関をはじめ、農業関係機関等と連携し、兵庫県農業の発展を目指して関係機関の活動を支援しています。

農家の皆様には日頃馴染みがない存在ではありますが、お見知り置きくださり、農業改良普及センターともども専門技術員をよろしくお願い申し上げます。