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センター雑感

当センターの各部署が順に担当して、季節の風景や出来事など様々な話題を紹介します。
今月は 森林林業技術センター木材利用部 専門技術員 前嶋 美希が担当します。

「メガボックリ」

森林林業技術センター中央部の樹木園に、ひときわ大きな木があります。

その木は「ダイオウショウ」という名前で、漢字では「大王松」と書きます。(写真1)

この「ダイオウショウ」(学名:Pinus palustris Mill.原産地:北米南東部)、樹高は25~30mと高く、葉の長さは老木で20~25㎝、幼木では40~60㎝もあり、マツ類中で最も長いとされています。球果の大きさは長さ15~25㎝もあり、名前のとおり「マツの王様」という風格をしています。

11月12日に実施した森林林業技術センターの公開デーにおいて、ダイオウショウの球果をアカマツ、クロマツ、テーダマツの球果とともに、「メガボックリの森」として展示をしたところ(写真2)、多くの来場者からその大きさに驚きの声があがりました。

「この大きな松ぼっくりって、日本でみつけられるんですか?」というご質問を多くいただき、樹木園の紹介とダイオウショウの説明をしたところ、樹木園を見に行かれる方が多数おられました。

森林林業技術センターの樹木園には、珍しい樹木が多数植栽されています。

皆さんも一度、森林林業技術センター樹木園をご覧になってはいかがでしょう。

   
写真1 後ろの木が「ダイオウショウ」
写真2 手前がアカマツ、クロマツ 中程がテーダマツ 後方がダイオウショウ