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私の試験研究

当センターの各部署が順に担当して、特徴的な試験研究等の実施状況を紹介します。
今月は農業技術センター 農産園芸部 主任研究員 山中正仁が担当します。

ひょうごの新ギクを創る!

キクは兵庫県の切り花栽培面積の4割強を占める主要切り花のひとつです。しかし、近年、東南アジアの国々からの輸入量が増加し、産地間の競争は、ますます激化しています。そこで、私たちは平成18年から兵庫県花卉(かき)協会との共同研究で、キクの新品種開発に取り組んでいます。研究と生産者、そして普及、行政が一体となり、結婚式での装飾や家庭のリビングルームに気軽に飾ってもらえる、「洋花」として利用できる新しいキクの誕生を目指しています。

   
<おもな研究の流れ>
左から①交配作業、②種まき・育苗、③選抜
   
<これまでに誕生した新しい品種候補の一例>
   
<消費者の皆様へのPR活動>
左から、光風流と共催による新ギクを使った生け花展、ウエディングをイメージした作品(作:光風流)、品種登録に向けたアンケート調査