牛もいろんな草があるとうれしい?
子牛に粗飼料をたくさん食べさせて育てると濃厚飼料を多く食べさせて育てた場合に比べて、子牛の時点での体重は軽くなる傾向にあります。しかし、肥育すると筋間脂肪の少ない良質な枝肉が得られるため、子牛へ粗飼料をたくさん食べさせることが推奨されています。けれど、濃厚飼料に比べて粗飼料を食べさせることは簡単ではありません。そこで、子牛の粗飼料の嗜好性及び採食行動から、摂取量を増加させる方法を検討しました。
チモシー、オーツヘイ、粉砕ヘイキューブ、ペレニアルライグラスストローの4種類の粗飼料を給与して調べました。

粗飼料は1種類よりも複数種類給与すると摂取量が増加することがわかりました。また、月齢に応じて子牛の粗飼料の嗜好性は変化しました。

ほ乳中の子牛は粗飼料の成分や硬さなどよりも、母牛に給与している粗飼料を好んで食べる可能性が考えられました。ただし、子牛によく給与する高栄養価の粗飼料の母牛への過度な給与は疾病の原因となる為、十分な栄養管理が必要です。
