ホタルイカの目玉をとるグッズと装置を開発しました
“ホタルイカ”と言うと“富山県”を連想する人が多いのですが、最近1番たくさん獲っているのは“兵庫県”なのです。
そのホタルイカ、兵庫県では刺身用の他、沖漬け(醤油漬け)、塩茹で、佃煮、素干し、煮干し、燻製など、多くの加工品の原料として利用されています。
しかし、食べたときに目玉が歯にはさまったり、口の中に残るため、消費者や加工業者から「目玉を取り除く方法を開発して欲しい」との要望が出されていました。
そこで、ホタルイカをもっと食べやすくするため、ホタルイカの目玉を除去する技術と装置を開発しました。
目玉を除去する装置は、生のホタルイカ用と、茹でたホタルイカ用の2種類あります。
今回は、生のホタルイカ用を紹介します。
ホタルイカの目玉は、通常ですと頭部に埋まっています(左)が、頭部を押さえると外に飛び出す(右)という特徴があります。
この特徴を生かして、頭部を押さえたまま、飛び出した目玉を左右一度に除去する方法と機具を開発しました。
目玉除去具で、ホタルイカの目玉を除去したようすです。左が除去前、右が除去後です。
この技術を応用して、目玉を除去する装置を作りました。そして、2009年3月、目玉除去具と装置が特許登録されました。