「ひょうご味どり」の改良と普及
私は、平成5年度に赴任以来、約18年間、本県の特産鶏「ひょうご味どり」の改良を中心に研究を行ってきました。開発当時の「ひょうご味どり」は非常に生産性の悪いものでしたが、薩摩鶏雄の体重選抜の強化、大型の名古屋種及び劣性白色プリマスロックの導入、DNAマーカーを用いた育種改良などにより増体性を向上させ、生産性を大幅に改良しました。
平成18年度には優性白色プリマスロックを用い、さらに増体性を改良した「ニューひょうご味どり」を開発しました。
現在は、ゲノム解析によるもも肉割合の改良や種鶏「兵庫」の品種固定化を図り、「ひょうご味どり」のさらなる改良に取り組んでいます。
今後も生産羽数を増加させていきたいと思っておりますので、「ひょうご味どり」の生産をご希望される方は、是非下記までご一報くださいますよう、よろしくお願いいたします。