今年は、4月からのガソリンの異常な値上げを皮切りに、10月のリーマン・ブラザーズの破綻と、日本のみならず世界的に不安定な経済状態が続いています。
でも、歴史を振り返れば、不況は必ず回復する時がやってきます。早く、そういう時期になってほしいものです。
そうした中、明るい話題をお届けしたいと思います。
先月19日、14回目の「北部農業技術センターふれあいデー」を開催しました。
「研究」というと、皆さん、「難しいもの」というイメージがあろうかと思いますので、今回は、初めての試みとして「おもしろミニ講演会」と銘打ち、1話10分程度のおもしろそうな研究の話を披露しました。
- 「トマトの不思議」・・・・・・・・「トマト」ってどんな秘密を持っているの?
- 「但馬牛の美人コンテスト」・・・・牛の目で見た美人の但馬牛とはどんな牛?
- 「外来植物は本当に悪者か!」・・・外国の植物って悪者なの?
- 「おいしい牛肉の話」・・・・・・・どうして牛肉は美味しいの?
- 「竹灰汁でつくる美味しいこんにゃく」・・・灰汁で美味しいものが作れるの?
- 「ブルーベリーの鉢植え」・・・・・ブルーベリーって植木鉢で作れるの?
- 「聞く価値あり!稲作新技術」・・・お米の新しい技術って何?
皆さんが疑問を持ち、興味を持つよう、それぞれの発表者が工夫して講演題名をつけ、親しみやすい格好でお話をしました。
おかげで、合計で241名もの皆さんにお越しいただき、大盛況で終わりました。
(すてきなプレゼントとセットにして売り込んだのが成功の秘訣かも・・・・)


その他、恒例のイベントして、内水面漁業センターのご協力による「チョウザメ」の展示、県立牧場公園のご協力による「羊等とふれあいの場」の設置等も行いました。


また、人気のイベントとしては、「但馬牛の焼き肉の試食」「さつもいも堀取体験」も長~い行列を作って皆さん並んでいただき、誠にお疲れさまでした。




こうして、全体としては、約3,500人の方にお越しいただき、晴天の秋空のもと、研究内容に親しんでもらうとともに、楽しんでもらうことができたものと思います。
今年は、日本人が4人もノーベル賞を受賞した年です。
これからも、ノーベル賞を視野に入れてと言えば目標が大きすぎますが、まずは、県民の皆さん方の役に立てるような研究を行い、それをわかりやすく皆さん方にお伝えする努力を続けていきたいと思います。
来年も10月の中頃に「ふれあいデー」を開催する予定ですので、楽しみにお待ちください。