農業大学校は地域農業の発展に寄与する有能な人材を送り出している学校です。養成課程と研修課程があり、養成課程では若い農業の担い手を育成するため2年間全員が寮生活をし座学で理論を学び、実習で農業の実践技術を学びます。また、研修課程は、農家や農業を志す社会人に対して農業技術研修を行っています。
4月14日に平成22年度の入学式があり、新たに43名の新入生を迎えました。現在、1・2年生72名が学んでいます。ここ数年は非農家出身の学生が半数以上を占めているため、農具の扱い方・専門用語の理解に一生懸命取り組んでいます。
入学から2ヶ月近くが過ぎ、1年生は田植え準備、トマトの収穫はじめ、肉用牛の飼養管理など幅広い体験をしています。同時に、専攻が決まり、より専門的な知識・技術に触れることになります。仲間との共同作業に楽しそうに取り組んでいます。
2年生になると、卒業論文にも取り組んでいます。例えば、「根域制限と灌水制御によるトマトの高品質化の検討」とか「大粒系ぶどう新品種の果実特性の解明」等、テーマを持って、調査を続けています。データを集積し考察を加えてまとめていきます。長期にわたって観察を続けるとともに実践技術を身につけていきます。
社会人を対象にした研修では、基礎的な研修から実用的な技術習得研修まで幅広いカリキュラムを準備しています。農業に興味を持たれている方、就農を視野に入れられている方、就農後間もない方等、階層に応じたニーズに応えられるようにしています。是非農業大学校のHPをご覧ください。





