卒業論文の試験牛を食肉センターで検査しました(平成22年12月15日(水)) |
畜産の肥育担当が取り組んでいる課題「黄色粘土の肥育前・中期投与が但馬牛肥育牛脂肪壊死症予防に関する効果の検討」の試験牛を出荷するにあたり、腹腔内の脂肪壊死塊の有無を加古川食肉センターで調査しました。
そこで、検査に立ち会った岩見君、原君の感想を記載します。
今回、僕たちは卒論で肥育していた牛の脂肪壊死塊の有無を調べるために食肉センターに行きました。初めて目にするものばかりで興奮と不安感でいっぱいでしたが、とても良い経験ができて良かったです。しかし、試験区に脂肪壊死が無かったのは良かったのですが、対照区にも無かったので少し残念でした。枝肉評価では8頭中6頭が神戸ビーフでとても嬉しかったです。(岩見)
私達が1年生の5月から世話をしてきた牛の解体に立ち会ったのでどこか複雑な心境ですが、これも卒論試験のため、さらに、今まで育ててきた牛たちのためにも最後までしっかりと見届けることが大切だという気持ちが大きかったです。これまではどのように食肉センターで解体されるのかがわかりませんでした。そのため、牛を育てては出荷するということを繰り返してきました。今回のこの経験はこれから畜産業界で仕事をするにあたり、決して忘れてはいけない事だと学びました。
牛には、ただ飼育され出荷されるだけではなく、出荷の時まで愛されていたと思ってもらい、少しでも牛の苦痛が減るように飼育していきたいです。(原)
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