家畜人工授精師養成講習会の実習牛が教えてくれたこと(平成23年3月22日(火)) |
平成22年度の標記講習会が23年2月7日から3月4日の日程で開催され、当校の2年生6人、1年生6人、計12人が受講しました。
その実習でお世話になった牛を食肉センター出荷するにあたり、1年生横山君が学生の代表として最後まで見送りました。
そこで、横山君の感想です。 無事講習会が終了し、合格発表の中に自分の名前があったことでほっとしました。
しかし、講習会で僕たちの直腸検査や人工授精の手順をまさに体を張って練習・習得させてくれた牛が出荷されると聞いて少し淋しく感じました。
出荷当日はいつもより早く牛舎に行き、牛の脚等についている糞を洗い落とし、きれいな状態でトラックに載せました。
食肉センターで牛をおろし指定された場所に繋いだ後、八巻課長さんの案内で特別にセンター内部を見学させてもらいました。牛を解体しているところを見るのは初めてだったので、皮を剥いだり、内臓を取り出したりしているところでは少し衝撃を受けました。
今、僕たちが飼養管理している牛達もいずれこうなると思うと少し悲しく感じますが、これらは食品として僕たちの食生活を支えれくれています。畜産に携わる者として、この気持ちを忘れずに取り組まなければならないと思いました。
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