花き専攻について(平成24年10月) |
現在、花き専攻では、一年生5名、二年生4名の計9名が花き農業の勉学と実践に取り組んでいます。
花き実習施設は、ガラス温室六棟、ビニールハウス五棟と露地ほ場で、切花、花壇苗生産の栽培学習を行っています。施設等の計画的改修も遅れながらも進んでいます。
実習の成果物である花の販売は、市場出荷、予約販売、校内随時販売を行っています。直売所「夢花菜」では、毎週金曜日、二時~三時に販売しています。また、県民農林漁業祭、農大収穫祭でも販売を行い、好評を博しています。
切花生産では、バラ、カーネーション、菊の三大主要切花のほか、クルクマ・ユーストマ・宿根かすみ草などを温室等で栽培し、剪定・電照などの基本技術を習得しています。
花壇苗・鉢物生産では、春~夏にベゴニア、ガザニア、トレニア、ビンカ・コリウス・サルビア・ジニアなど、秋には、ハボタン・パンジー・ビオラ・ストック・ナデシコ・ノースポールなどを栽培し、播種・ポット上げ・矮化処理など、花壇苗生産の基本技術を習得しています。
個別課題である卒業論文作成では、各専攻生がそれぞれ自主的な計画に基づき調査・試験を行っています。今年度は、切花の課題として、キクに関して品種による生育・収量の違いを見ています。
また、カーネーションにおける亜リン酸の影響を調査しています。さらに、昨年のバラ養液栽培の結果を踏まえ、さらに、発展検討する「バラの養液土耕栽培における培地の違いが切り花生産に与える影響」、「ナデシコにおける矮化剤の濃度、施用時期の違いによる生育状況の研究」の課題に四名が取り組んでいます。
一年生の専攻生は六名で、バラ、カーネーション、クルクマ、キク、ユーストマ、花壇苗を課題に研究に取り組む予定です。(同窓会報原稿から転載)
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