姫路家畜保健衛生所見学 平成25年5月17日(金) |
畜産専攻学生(1年生8名、2年生6名)が姫路家畜保健衛生所を見学しました。この状況を1年生長谷川美沙がレポートします。
家畜保健衛生所の建物は新築されたばかりで、木の香る木造の事務所棟と堅牢なコンクリート造の検査棟からできています。施設見学にあたり事務所棟の講義室において島田衛生課長から家畜保健衛生所の説明を受けました。この施設は本年4月姫路市の市街地から郊外の香寺町に移転したばかりで、中国自動車道沿いに設置されており、福崎インターチェンジから約10分の場所にあります。位置的には管轄の阪神、神戸、播磨地域の畜産農家に90分以内に到着でき、伝染病の発生時など速やかな対応ができるとのことです。また家畜保健衛生所の役割、国内外、県下の家畜防疫、衛生状況を詳しくお教えてくださいました。
施設見学では、解剖室、焼却炉、様々な検査室を見せていただきました。実験や検査のための器具、機材がとても充実しており、病原体の性質によって検査室が区別されバイオハザードに極めて慎重に対応している状況が理解できました。
病理検査室では、矢島先生からホルマリンに保存した牛の心臓や脳などの臓器を、顕微鏡で組織や寄生虫の卵を見せていただきました。普段見ることのないものであったので大変勉強になりました。
見学前
は家畜保健衛生所がどんな機能を持った機関であるかわかりませんでしたが、この見学により家畜伝染病の発生予防、感染拡大防止に日々検査、研究しておられることが理解できました。
説明、施設案内をしていただいた島田課長並びに矢島先生ほか家畜保健衛生所の皆様、本当にありがとうございました。
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