平成29年度花き専攻紹介 |
花き専攻では1年生5名、2年生8名の計13名となり、 例年になく大所帯で専攻運営を行っています。ガラスハウス6棟、ビニールハウス5棟と露地ほ場・ベンチで、切り花や花壇用苗物の計画的生産に取り組んでいます。
切花では、バラ、カーネーション、輪ギクのほか、クルクマ、ユーストマ、シンテッポウユリ、小ギクなどを、花壇用苗物では、春~夏にサルビア、ポーチュラカ、秋~冬にはパンジー・ビオラ、ハボタンなど栽培しています。
今年度、共済連兵庫より、温室の改修として、30年が経過したF1温室の内張カーテン設備を最新のカーテンシステムに改修していただきました。今後、輪キク、カーネーション栽培における遮光、遮熱、保温等高度な環境制御に活用する予定です。(写真)
バラのうどんこ病に効果のある紫外線UVB照射による栽培施設では、本年度1年半が経過しましたが、うどんこ病の発生はなく栽培は順調に進み採花に追われています。
販売は、市場出荷、予約販売、校内直売所「夢花菜」が中心です。「夢花菜」は、新鮮さと品質管理の徹底で毎回盛況です。定番のカーネーションやクルクマにバラが加わり、固定客もできてシーズン中は定量が売れていきます。
また、卒論で取り組んだ小菊の盆前出荷を狙った露地電照も順調に開花調整ができ、姫路生花で1本70円~100円の平均85円で1000本の出荷ができ、学生はよい経験ができました。(写真2)
県民農林漁業祭や農大収穫祭では、秋冬の定番パンジー・ビオラやハボタンが好評を博しています。地堀りのハボタンは他にない品目として、収穫祭での完売を目指しています。
今年度の卒業論文では、ユーストマの秋切り3輪仕立て栽培、クルクマの経営分析、パンジー、ビオラ、葉ボタンの高品質化試験、シクラメンに対する紫外線UVB照射による灰色カビ病防除効果確認などに取り組んでいます。専攻では、それぞれのテーマをもとに勉強会を開いて技術習得を目指しています。 |
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