開発技術名
「強度性能にばらつきの少ないスギLVL、不燃性能を有するスギLVLボード」
技術開発の経緯
ハウスメーカ並びにゼネコンより①強度性能にばらつきの少ないLVL②準不燃基準以上の性能を持つ木質建材の開発要望があり、企業、大学との連携により、①②の要望に応えるLVLとそれを応用した木質建材を開発した。
開発技術の内容
ア 密度や強度性能が異なるスギとセンダンのロータリ単板を交互積層することにより強度のばらつきを低減させたLVLを製造できる。
イ 含浸性の高い木口面を表裏面とするLVLボードに難燃薬剤を必要量注入することにより不燃性能を満足させるスギLVLボードを製造できる。
期待する効果
本製品を使用すれば高層建築の木質内装化の促進、耐火構造のシンプル化を図ることができ、その結果スギ大径材の需要拡大につながる。
連絡先
森林林業技術センター木材活用部 0790-62-2118 (作成者:山田 範彦)