開発技術名
「夏期高温時の栽培に適したトマトの品種選定」
技術開発の経緯
夏期高温化により、トマトの生産現場では、収量性、果実肥大性、糖度、耐裂果性の低下が問題となっていた。これらの問題に対応するため、耐暑性に優れた品種の検討を行った。
開発技術の内容
養液土耕栽培、少量培地耕栽培で、高温期に果実肥大を迎える6月中旬播種の抑制作型において、耐暑性に優れる品種の選定を行った。
その結果、収量性が高いのは「桃太郎グランデ」「桃太郎あきな」「みそら」「彩果」及び「優福」であった。果実肥大に優れるのは「みそら」、糖度が高いのは「桃太郎8」、耐裂果性に優れるのは「桃太郎8」及び「優美」であった。
期待する効果
適切な品種選択により、生産者の安定生産、経営改善に資することが期待される。
連絡先
農業技術センター農産園芸部 0790-47-2423