開発技術名

「低温期に露地あるいは無加温で栽培できる直売に適した切り花類の選定」

 

技術開発の経緯

 直売用切り花の省力・低コスト栽培に対応した緊急的課題として、農産園芸課、神戸・明石(現加古川)農業改良普及センターからの要望・提案によりH21~23年度に実施した。

 

開発技術の内容

①冬~早春の低温期に出荷する切り花を暖房コストがかからずに栽培することを目的として、直売所での販売が見込まれる12品目の一・二年草あるいは宿根草を露地と無加温施設で同時に栽培し、切り花長が概ね40cm以上で正常開花する品目を明らかにした。
②露地ではカーネーション(ソネットシリーズ)、キンセンカ、ストック、無加温施設ではオキシペラタム(ブルースター)、カーネーション(ソネットシリーズ)、ガーベラ、キンギョソウ、キンセンカ、スターチス・シヌアータ、ストック、ハナナ、ヒマワリ、マーガレット、ラナンキュラスが栽培可能であることを明らかにした。
③全ての品目で無加温施設のほうが露地よりも早く開花し、収穫期間も長く、ボリュームのある切り花が得られた。

 

期待する効果

 直売所等で品薄となっている冬~早春に地元産切り花の安定出荷が可能となり、年間を通じての収入が確保できる。

 

連絡先

 農業技術センター農産園芸部 0790-47-2424