開発技術名

「大粒系ブドウ優良新品種の選定」

 

技術開発の経緯

 行政及び普及現場から「直売向け果樹品種の選定」「ぶどう優良品種の生産安定と品質の向上」の要望を受け課題化した。研究と並行して、行政、普及、生産者団体と「大粒系ぶどう栽培研究会」を開催し、推奨品種の特性紹介や栽培技術等の情報交換を進めてきた。

 

開発技術の内容

①緑色の「シャインマスカット」の熟期は8月下旬~9月下旬、赤色の「クイーンニーナ」の熟期は9月上中旬で、いずれも大粒で糖度が高く、無種子化も可能である。食味も極めて良好で、消費者の嗜好性が高く、ブドウ産地の活性化に有効な優良新品種であることを明らかにした。
②「ブラックビート」は8月上旬の収穫が可能で、着色良好な黒色品種として有望であることを明らかにした。

 

期待する効果

 販売単価の上昇、収穫時期の分散、盆前出荷による有利販売等が見込め、経営改善につながる。

 

連絡先

 農業技術センター農産園芸部 0790-47-2424