開発技術名
稲わら腐熟促進および水管理手法を用いた水稲栽培におけるメタン発生抑制技術
技術開発の経緯
水田から発生するメタンは、日本では大気へ放出される全メタンの42%を占める主要な発生源の1つであり(環境省,2019)、温室効果ガス削減に向けて発生抑制技術の確立が必要とされている。そこで、稲わら腐熟促進および水管理手法によるメタン発生抑制効果を検討した。
開発技術の内容
ア 秋耕による稲わら腐熟促進により、秋~春にかけての稲わら分解率(TC%)を25%程度高めることができ、翌年の水稲栽培期間のメタン発生量を30%程度抑制できる。
イ ①節水管理と②鉄資材施用により、収量を低減することなく、水稲栽培期間中のメタン発生量を30%程度抑制できる。
※①節水管理::中干前延長(中干開始を慣行中干より9日間早める)および出穂前節水(出穂前に5日間落水期間を設ける)、②鉄資材施用:転炉さい「FMゴールド」(米田産業(株))1t/10a
期待する効果
稲わら腐熟促進、節水管理と転炉さい施用によって、収量を低減することなくメタン発生量を抑制できる。