開発技術名

「(R3)スギ上下心去り平角の「見せる梁」への利用技術」

 

技術開発の経緯

 

 スギ人工林の高齢級化に伴い、大径材が増加し、その用途開発が課題となっている。大径材では、1本の丸太から平角材を2本生産すること(心去り二丁取り)が可能となるが、心去り材は強度面で不安視されていることから、利用が進んでいない。そこで、1本の丸太の半径方向を梁高さ方向とする二丁取り(上下心去り)平角材の曲げ性能および材質を検討した。

 

開発技術の内容

 

・二丁取り心去り平角の曲げ性能は、樹皮側を下面とすることで、製材JASの機械等級区分構造用製材の基準強度を満たし、強い梁として利用できる。

・材面の品質について、樹皮側は髄側と比べて節が少なく、美観に優れており、「見せる梁」としての利用に適する。

 

期待する効果

 

・工務店・設計士等が強度面で安心してスギ上下心去り平角を利用できる。

・「見せる梁」として、県補助事業(「ひょうご木の家」設計支援事業)等での県産木材利用拡大に寄与できる。

・スギ大径材の付加価値向上、ひいては丸太買い取り価格の上昇による森林所有者への利益還元が期待できる。

 

連絡先

 森林林業技術センター 木材活用部 0790-62-2118 (作成者:永井 智)