開発技術名

「(R3)スクミリンゴガイ被害の早期予測法」

 

技術開発の経緯

 

 スクミリンゴガイは低温に弱く、冬季に多くが死亡するものの、暖冬の年には多くが越冬することで水田に被害を及ぼすため、低温期の気温により越冬の可否を推定して被害発生予測を行っている。越冬の可否としては、気温が10℃未満の場合に、10℃とその気温の差を101日~翌年331日まで積算し、700日度以上の場合に越冬不可であると判定していた。しかし、判定には6か月の積算期間を要することから、冬の防除対策として有効な冬季耕うんの情報発信時期には、越冬可否の判定結果を発信できなかった。

 

開発技術の内容

 

ア スクミリンゴガイの越冬可否の判定に用いる低温積算温度について、101日~翌131日の低温積算

 温度は、331日までの低温積算温度と強い相関関係が見られることから、2か月早く判定できる。 

 ※低温積算温度 = Σ (10 – t) t = 日平均気温(10℃以下のみ)

イ 今回得られた回帰式

 10月~翌3月低温積算温度=1.2864×(10月~翌1月低温積算温度)+166.17 (R20.829)

 

期待する効果

 

 越冬可否の判定時期を早めることで、判定内容を冬季の防除対策の判断指標の一つとする。

 

連絡先

 農業技術センター 病害虫部 0790ー47-1222 (作成者: 柳澤 由加里)