開発技術名

「アサクラサンショウの色調や風味を生かす冷凍加工技術の開発」

技術開発の経緯

　アサクラサンショウは、但馬地域において特産物を用いた産地づくりが図られている。朝来農業改良普及センターから、ブランド化支援についての要望提案を受け、課題化を行った。朝倉さんしょブランド化推進協議会と連携して、収穫・利用期間が限られていたアサクラサンショウ果実の長期保存、周年利用を可能とする冷凍加工技術開発に取り組んできた。

開発技術の内容

ア　アサクラサンショウ果実の周年利用が可能となる保存方法は、冷凍前処理（ブランチング：沸騰水中に1分間浸漬）、冷凍保存、軸取り工程及び加熱処理を組み合わせた冷凍加工技術である。
イ　なお、本技術による冷凍加工品は、塩漬（従来品・冷蔵6か月）と比べて、鮮やかな緑色や風味を生かせる長期保存（冷凍1年）が可能となる。

期待する効果

　朝倉さんしょブランド化推進協議会、朝倉さんしょ食の匠推進協議会と連携し、商談会（アグリフードEXPO等）や研修会（実需者対象）を活用した冷凍加工技術及び開発商品のPR・情報発信を行う。これにより、ブランド力強化、需要の拡大、新商品開発につながる。

連絡先

　北部農業技術センター農業・加工流通部　０７９－６７４－１２３０　　（作成者：廣田智子）