開発技術名

「美方大納言小豆の品質的特長の解明」

 

技術開発の経緯

 「美方大納言」小豆は、但馬地域の特産物として産地づくりが図られている。「美方大納言小豆100ha産地化」の推進を図る新温泉農業改良普及センターから、ブランド化支援のための安定生産技術開発や種子管理についての要望提案を受け、課題化した。平成23年に発足した美方大納言小豆ブランド推進協議会と連携して、美方大納言の品質特性の解明に取り組んだ。

 

開発技術の内容

ア ハンター表色法のL値(明るさ)と彩度(鮮やかさ)により、小豆の種皮色を評価できる。美方大納言の種皮色は、L値が24前後で彩度が高く、他の小豆品種と比べて鮮やかな赤(ルビー)色を特長とする。
イ 含有成分(乾物100g当たり)では、甘味成分の全糖(2.72g)、旨味成分である遊離アミノ酸(710mg)、機能性成分であるポリフェノール(460mg)やγ-アミノ酪酸(GABA、4.37mg)が他の小豆品種よりも多く含まれる。

 

期待する効果

 ブランド力強化や需要の拡大が期待される。

 

連絡先

 北部農業技術センター農業・加工流通部 079-674-1230 (作成者:廣田智子)