開発技術名
「クリ凍害の危険度判定指標と対策技術マニュアル」
技術開発の経緯
新、改植園において凍害が頻発していることから、阪神及び丹波農業改良普及センターの要望「クリの凍害防止方法の研究」「クリ凍害、低樹高対策に有望な中国グリ台木の選抜」等を受け、凍害発生条件の解明と効果的な対策技術の確立を目指して取り組んだ。
開発技術の内容
ア クリの凍害には、園地の立地、土壌条件や気象条件が大きく関わっており、その対策技術としては、株ゆるめ処理と高畝マルチ栽培技術が有効である。
イ 当該年、園地の凍害の危険度をあらかじめ把握し、園地条件などに適した対策を選択できるフローチャートと対策技術マニュアルをとりまとめ、当センターHPに掲載している。
期待する効果
新植時の園地選定や幼木期の対策実施の指針として活用することにより、凍害による経費の損失、栽培意欲の低下を防ぎ、「日本一の丹波栗産地の復活」構想(H32、栽培面積200ha、生産量200t)等、県産グリの振興に寄与できる。
連絡先
農業技術センター 農産園芸部 0790-47-2424 (作成者:水田泰徳)