開発技術名

「イチジクの新樹形「オーバーラップ整枝」の開発」

 

技術開発の経緯

 イチジクの一文字整枝では、凍害を回避する方法として主枝を高く配置する高主枝栽培が有効とされているが、結果枝が180cm以上と高くなるため、従来の主枝高(40~60cm)に比べ作業性が悪い。そこで、従来の一文字整枝の作業能率と同程度で、凍害回避に有効な「オーバーラップ整枝法」(特願2014-147213号)を開発した。

 

開発技術の内容

ア 本整枝法は、高主枝栽培の主幹部を従来の高さで水平に倒し、主枝を片側1方向だけに配置する樹形である。
イ 主幹部の上に隣接樹の主枝部を重ねることで、下部の主幹部では放射冷却が抑えられるとともに、直射光が遮られるため、凍害や日焼け低減の効果がある。
ウ 従来の一文字整枝に比べ主幹部分を長く確保できることから、樹勢が抑制され果実品質が向上する効果もある。

 

期待する効果

 凍害危険地域への導入により、イチジクの栽培可能地域が拡大することで、県産イチジクの生産拡大につながる。また既存産地では、高品質果実の生産拡大が可能となることから、県産イチジクのブランド力の向上につながる。

 

連絡先

 農業技術センター農産園芸部  0790-47-2424  (作成者:宗田 健二)