開発技術名
「ヒートポンプ空調機による花きの冬期暖房技術」
技術開発の経緯
カーネーションは本県花きの主要品目であるが、重油の高騰(A重油価格H16 46円/L→H20 120円/L)により暖房経費が増大し(140万円/10a)、経営上の問題となっており、品質を低下させずに暖房コストを低減できる省エネ技術の開発が求められた。そこで、空気熱源式(電気式)ヒートポンプ空調機を使った冬期暖房がカーネーションの収量、品質に及ぼす影響について調査した。
開発技術の内容
ヒートポンプ空調機では、夜間3回程度、霜取りのために暖房が停止し、その結果、短時間の温度低下が起こる。しかし、カーネーションの収量、品質は同等で、ランニングコストは3分の1程度であることが分かり、重油温湯ボイラーからの転換が可能であることが明らかになった。
期待する効果
重油温湯ボイラーの更新時には、暖房機器としてヒートポンプを選択枝の一つとすることができる。
連絡先
淡路農業技術センター農業部 0799-42-4880