開発技術名

「広葉樹等とスギ合板を活用した化粧性、機能性の高いフローリング材等の開発」

 

技術開発の経緯

 県産コナラ材については、高付加価値な利用に向けて、コナラの集成薄板材とスギ合板のフェイスの貼付した木質材料(内装用板材)の開発を行ってきた。
 また、スギA材において、その価値に応じた利用法がなかなか確立されていないなか大径化しつつあり、内装材等への高付加価値な利用が可能になりつつある。

 

開発技術の内容

ア コナラスギ複合板材の床倍率
 3mm厚のコナラ集成板を12mm厚のスギ合板に貼り付けた複合フローリング材は床倍率3.5~4.5となる。
イ 複合LVLを用いたフラッシュパネル
 3mm厚のコナラ集成板2枚をその繊維方向が直交するように12mm厚のスギ合板に貼り付けた300mm角フラッシュパネルは寸法安定性が高い。
ウ コナラ集成板の印象評価
 表層のコナラ集成板において、要素の大きさでなくコントラスト値によって印象の評価がなされ、ラミナ幅(30mm)ではコントラストの影響が大きい。

 

期待する効果

 コナラ材とスギ大径材の有効利用が図れる。

 

連絡先

 森林林業技術センター木材活用部 0790-62-2118 (作成者:山田 範彦)