開発技術名

「植栽による広葉樹林更新法」

 

技術開発の経緯

 H16年の災害を受け、面的な風倒害などを受けやすい針葉樹一斉林を針広混交林、広葉樹林へと更新させる方法を検討した。

 

開発技術の内容

 針葉樹一斉林を植栽により落葉広葉樹林化するためには、照度を確保するための部分伐採が必要であり、部分伐採地の面積は、周囲の針葉樹の樹高を直径とした円よりも大きくする必要があることが実証された。また、直径が樹高の2倍以上と広い場合には、植栽苗木を競合する他の樹種から保護するために、下刈り等の保育管理を行うか、大きな苗木を植栽する必要があることが明らかとなった。

 

期待する効果

 針葉樹林と広葉樹林の混交林整備地等の広葉樹植栽地での広葉樹苗木による成林率が向上する。

 

連絡先

 森林林業技術センター森林活用部 0790-62-2118