開発技術名

 活ベニズワイガニの無水輸送技術

 

技術開発の経緯

ア 香住漁港で浜揚げされるベニズワイガニは、「香住ガニ」としてブランド化されている。

イ 近年、活きたベニズワイガニ(活ベニズワイガニ)を流通させる動きが強まっている。

ウ そこで、漁業者から特に要望が強かった活ベニズワイガニの無水輸送技術(海水を使わず運ぶ方法)を開発した。

 

開発技術の内容

ア 現場で活用できる判定方法として、第一顎脚(口)を閉じる力が強く、水中で自立している個体が活力のあるベニズワイガニである。

イ 2℃の保冷庫内では無水状態で24時間生存可能。

ウ ベニズワイガニを氷の入った袋で挟み込むことにより、生息している温度帯(0~1℃)に近い状態で輸送が可能。

エ ア~ウを活用し、密閉した発泡スチロール箱を使用することにより、24時間以内であれば、無水状態で活ベニズワイガニを輸送できる。

 

期待する効果

 活ベニズワイガニとして販路拡大させることが可能(京阪神~関東地区 概ね24時間以内)。