開発技術名

「丹波黒大豆にみられた裂皮粒の品質特性」

 

技術開発の経緯

 平成19年産丹波黒大豆に多発した、種皮側面に網目状に小さな亀裂が多く生じる障害(裂皮)について、発生状況や品質特性を調査する。

 

開発技術の内容

 裂皮粒は、正常粒に比べ百粒重、子実の長さ/幅の比率が大きいこと、奇形した子葉の割合が高いことが分かり、10月下旬からの乾燥収縮過程において、種皮に引張応力がより大きくかかったことが一因であり、その他9月下旬の高温少雨による成熟遅延等と合わさり発生したと考えられる。

 

期待する効果

 今後の温暖化等の気象条件の変化等を考えた栽培技術等の活用に期待できる。

 

連絡先

 北部農業技術センター農業・加工流通部 079-674-1230