開発技術名

「コンバイン収穫に適した小豆狭条栽培技術」

 

技術開発の経緯

 丹波大納言小豆の需用は、生産量の2倍と非常に高いため、集落営農組織や大規模生産者による作付けが拡大してきた。また、JAにおいても収穫後の乾燥調製体制が整備されてきた。一層の生産拡大を図るため、コンバインによる機械収穫に適した栽培技術が求められている。

 

開発技術の内容

 小豆を、7月上旬から8月上旬に条間30cmで狭条播種することで、播種時期の早晩に関わらず、未熟粒を除く子実収量は、120~200g/㎡と、慣行の栽培方法と同等以上であった。普通型コンバインによる、低コストで労力を軽減した収穫が可能となり、この場合の収穫損失率は、播種時期に関わらず、おおむね10%以下に抑えることができた。

 

期待する効果

 集落営農組織や大規模農家向けに、生産ロットを確保するための省力栽培体系としての普及が見込まれる。

 

連絡先

 農業技術センター農産園芸部 0790-47-2412